小物を使うならまずはグリーンや花から始める。

前回書きましたコスメの写真を撮った際に小物を取り入れたバージョンも
やってみました。
使用したのは造花の淡いピンクのラナンキュラスかバラ系でしょうか。
お花の頭だけのもの。もう一つは造花の枝に実の付いたグリーンになります。
俯瞰で撮っているので置くポイントとしてはスペースを活かしつつ
バランスの良いところを選んでみることです。
さらに、そこに小物がくることで写真のイメージが良くなるのが理想です。
俯瞰の場合は、比較的全体にピンがきますのでボケないでしっかり写っていても
邪魔をせずその存在が商品のイメージに合うものが特に望まれます。
そういう意味でもお花やグリーンが商品に絡める小物として重宝されています。
テーブル雑貨系はもちろん、コスメ、ファッショングッズなど結構多様な
アイテムに使われていますね。
生花は扱いや予算などで難しいようでしたらこのように造花でも十分対応できます。
白い背景の写真は、商品と同等に花を絡めていますがこれは他のコスメの
デザインやカラーリングと花の色がリンクしているので見栄えが良いのだと思います。
そして、お花の薄い素材感とコスメのつるっとしたパッケージの質感の
相違がお互いによく見えるという効果もあるのではと私なりに分析しています。
今回のコスメは講座で生徒さんがお持ちしてくれたものですがこのセレクトが
抜群でしたのでその場でさらっと置くだけで形がすぐに決まりました。
色、形、大きさ、柄、質感などのバランスがとても良かったです。
アイテムがバラバラな場合は上記のポイントがずれてしまうと絵になりにくく
ワンカットで撮影するのはとても難しいことになります。
商品を複数で撮る場合は商品の選び次第で写真のグレードが決まってしまいますので
その選びをしっかりすることも重要です。