多色使いの物撮影の小物の色選び

どちらのカップも華やかな多色使いの南国の鳥をモチーフにしています。
洋服のコーデも柄物を合わせる時にはよくその中の一つの色を選んで
組み合わせるとしっくりくるといいますが撮影小物の色合わせも
それに似ています。1色を選んで小物を合わせることもできますが
今回の場合はカップが多色使いでカラフルなので色遊びをするため
何色かを合わせてみました。
小物はちょうど色が変化した植木の葉があったのでそちらを使用。
色々な色の中に溶け込ませるような感覚。
商品と小物の色を似せて全体に同化したようになじませてみる感じです。
このぐらい派手な色使いなので選ぶ小物も商品の色から同じ系統のものを
何色か選び、散らすことが可能です。
ちなみに上の写真と下では1個のカップの鳥の色が違うのでそれに合わせて
薄オレンジとボルドーの色の配分を変えています。
上はカップのふちにピンクも入っているのでオレンジと合わせて暖色系で
明るいイメージになっています。
下は黒い鳥と黒いラインが強いのでボルドーを増やし、シックな印象に。
写真も少し暗めにしました。
基本、商品を目立たせるために小物の色はあるときは邪魔をせずシンプルに
あるときは反対に目立つはっきりとした色で浮き上がらせたり、
今回のように似た色目で中和させるなど大きく3通りが考えられます。
小物の葉っぱという質感と色具合が硬質な磁器のカップに対して柔らかく
色目も鳥のカラーリングよりは落ち着いているので商品を殺さず色遊びが
できるのだと思います。
自然のモチーフを小物に使うことが多いのはニュートラルなイメージで
どんな商品にも邪魔にならず合うし、雰囲気を作れるのが大きな理由
ではないでしょうか。