余白を生かして茶器を撮る!

とても繊細で素敵な中国茶器です。
こちらは形の違うもの2点でまずはスタート。
背景は白いケント紙をアールにして壁に貼ってます。
2点を中央よりやや下に配置して上の空間を空け、若干下目から撮ってみました。
器の柄が底に近いところにもあるのでそれをちょっと意識しました。
背景が白、小物もないシンプルな撮影だと商品の配置、構図でほぼイメージが決まります。
縦位置のフレームの真ん中にただ置くと普通すぎて証明写真みたいになるので
少し位置をずらし、引き気味にして余白を生かすようにしてみました。
次は茶器を一つ増やして更に下に配置し上の空間、余白を大きくとり
一つの茶器をトリミングで切ってみました。
こうするとまたちょっと空間の広がりが感じられます。
次は一つの茶器を左に置き、右の空間にオリーブの葉っぱ(造花)を散らしてみました。
一つだけだとバランスが悪いので空間を埋めるものがあるとそのバランスを上手くとってくれます。
最後に俯瞰で撮ってみました。
3点なので左下に余白をとってみました。
もう少しブルーの器を上にずらしてトリミングした方が更に動きが出て良かったと思います。
こんな感じで小物を合わせるのが難しい場合やシンプルに撮影したい時には
余白を上手く使って撮影すると雰囲気が作れていいですね。
こちらの茶器はお茶の先生をされている小林さんがお持ちになったものです。
現在、香港在住で自宅でお茶会をされているということです。
お茶の世界も深くて楽しそうです。
https://teaspacehk.wixsite.com/chawakukan